STEP 3 · 課題を構造化する
聞いた課題を分解して、どこから手をつけるか決める
ヒアリングで集めた課題は、そのままでは大小も原因もばらばらです。このステップでは、課題を論点に分けて仮説を立て、本当に解くべきものを選ぶ考え方を身につけます。
このステップのゴール
- 大きな課題を、漏れなく重なりなくイシューツリーに分解できる
- 情報を集めきる前に「たぶんこれが原因」という仮説を立て、確かめ方を決められる
- 条件の組み合わせ(顧客の種類×商品×時期など)を表にして、抜け漏れを見つけられる
なぜこのステップが必要か
FDEは限られた期間で成果を出す必要があります。全部の課題を同時に解くことはできないので、どれが効くかを見極める力が要ります。構造化ができると、顧客にも「なぜこれから手をつけるのか」を説明できます。
学ぶ講座
どの講座も、FDEガイドで無料で読めます。スライド・演習・テストは受講サイトにあります。
イシューツリー課題を論点に分解し、仮説と検証方法をセットで置くFDEガイドで読む →仮説思考情報を集める前に仮の答えを立て、検証で更新していくFDEガイドで読む →俯瞰思考条件の組み合わせを網羅して、例外や抜けを見つけるFDEガイドで読む →
手を動かす練習
- ステップ2の課題一覧表から1つ課題を選び、「なぜ起きているか」を3階層のイシューツリーに分解する
- 分解した末端ごとに「どのデータを見れば確かめられるか」を書く
- 受注パターン(通常・急ぎ・返品など)×担当者の組み合わせ表を作り、業務フローに無いケースを探す
このステップで作るもの
イシューツリー+検証計画
1つの課題を分解したツリーと、各論点の仮説・確かめ方・優先度をまとめたもの。顧客との打ち合わせで「次に何を調べるか」を合意するのに使います。
できたかの確認リスト
- ツリーの同じ階層の項目が、重なりなく並んでいる
- 末端の論点が「調べれば白黒つく」粒度になっている
- 仮説が外れたときに、次に何を調べるかを決めてある
つまずきやすいところ
分解が目的になる
きれいなツリーを作っても、検証の方法がなければ前に進みません。末端には必ず確かめ方を書きます。
仮説を立てずに情報を集め続ける
全部調べてから考えると、期間内に終わりません。仮の答えを先に置き、外れたら直します。
READ MORE
このステップの解説記事
スキル
イシューツリーの作り方:課題を論点に分解して仮説を検証する手順と例
イシューツリーは課題を疑問形の論点に分け、論点ごとに仮説を立てて検証し、結論にまとめるための図です。課題の定義、MECEな分解、仮説と検証の書き方、Whyツリーなど他のツリーとの違いを具体例で解説します。
スキル仮説思考の鍛え方:情報を集める前に仮の答えを立てる手順と検証の型
仮説思考とは、情報を集めきる前に「仮の答え」を置き、検証しながら書き換えていく考え方です。立て方の5ステップ、推論の3型、よい仮説の条件、検証の3手法を、経費精算の締めが遅れる業務改善の例で解説します。
スキル俯瞰思考とは:条件の組み合わせを表にして要件の抜け漏れを防ぐ方法
俯瞰思考は、考える軸が2つ以上あるときに全パターンを表にして漏れなく洗い出す方法です。軸の選び方と3ステップ、業務マトリクス・CRUD表・ステータス×ロール表の3つの型を、要件定義の実例で解説します。
